「企業内職業人」という生き方

2012.01.08

日本型雇用システムにとって職業が企業内部のものであることは間違いなく、この意味で日本の「職業人」の不幸は、企業内部の職業を守る、その価値を尊重するということに確信を抱けないことにある。企業内部の仕事に没頭するのが「会社人間」であれば、それに向けられるのは、「会社人間であることをやめるべき」である。確かにその没頭は、仕事の価値というより昇進を目指してのものであり、そのためにはどのような仕事であっても
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社会は自分を必要としていないのか

2012.01.07

東京・文京区にある短期賃貸型マンション。記録的な猛暑が続いた八月から九月初旬にかけて、北陸地方の中堅私立大学四年生の学生三人が一〇畳ほどの一室を借り、ここを拠点に東京で就職活動を行った。「地方にいると志望する大手企業の説明会がほとんど開かれない。昨年秋以来、企業説明会や面接を受けるため多いときは週に二〜三回、大阪や名古屋に通ったが、内定を得られないまま、とうとうアルバイトで貯めた就活資金も底をつい
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