「企業内職業人」という生き方

2012.01.08

日本型雇用システムにとって職業が企業内部のものであることは間違いなく、この意味で日本の「職業人」の不幸は、企業内部の職業を守る、その価値を尊重するということに確信を抱けないことにある。企業内部の仕事に没頭するのが「会社人間」であれば、それに向けられるのは、「会社人間であることをやめるべき」である。確かにその没頭は、仕事の価値というより昇進を目指してのものであり、そのためにはどのような仕事であっても
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社会は自分を必要としていないのか

2012.01.07

東京・文京区にある短期賃貸型マンション。記録的な猛暑が続いた八月から九月初旬にかけて、北陸地方の中堅私立大学四年生の学生三人が一〇畳ほどの一室を借り、ここを拠点に東京で就職活動を行った。「地方にいると志望する大手企業の説明会がほとんど開かれない。昨年秋以来、企業説明会や面接を受けるため多いときは週に二〜三回、大阪や名古屋に通ったが、内定を得られないまま、とうとうアルバイトで貯めた就活資金も底をつい
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アジアでの生産は低賃金と同時に低生産性

2011.12.31

アジアの突然開けた市場、すなわちエマージングマーケットはやはり不安定なものであり、その誤算はあたかもバブルの時代の二の舞のようでもある。バブルの時代にも「新しい消費社会の到来」とさんざんに喧伝されたのであり、そうした言葉に乗せられて製造業は生産増強の投資に走り、結局はそのツケを支払わされているのであれば、現在もまた「アジアの時代」と喧伝されたあげく、そのツケを支払わされている。あるいはアジアにおけ
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雇用不安の理由

2011.12.30

「正規」「非正規」という何とも雑な名称が示すように、正規社員こそあるべき姿であり非正規は望ましくないという考え方がある。そう考える人にとっては、非正規のルールを整備・強化することは自己矛盾だったのかもしれない。結果として今回の景気低迷で最大の被害を被ったのは非正規社員の人々であった。さらに、雇用不安の背景には知識不足もありそうだ。雇用に関連するルールは次々に変わっているが、そのようなルールをおおま
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一般の会社で通用する専門職

2011.12.27

出産などで仕事の現場を離れる時期ができる可能性が大きいということや夫の勤務地などの都合で転職するかもしれないという事情を考えると、女性の場合、仕事の経験が特定の会社の中だけで生きるような職種ではなく、他の会社でも通用する一般性を持った何らかの専門職を狙う方が得な場合が多いだろう。たとえば、法律関係の資格を持って、コンプライアンス(法令遵守)の専門家を目指すというようなイメージだ。なお、ついでに書い
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